共栄電気は、昭和45年にわたくしの父である森敏雄が創業しました。父が電気の道を目指したのは、父の母であるわたくしの祖母が、「これからは、電気の時代。電気は無くならない。」と話したことがきっかけだそうです。父は営業が苦手でしたが、電気工事の腕はピカイチ!いつも忙しくしておりました。そんな父の背中をみて育った長男のわたくしは、東京の大学を卒業後に父の下で電気工事の修行をしました。器用な父のようには、なかなかできずに悩み、親子でぶつかることもしばしば。それでも、一生懸命に工事を学びました。一通りの工事も任せてもらえるようになり、父を少しは安心させることができたかな・・と思っていた矢先に父の体調が悪くなってきました。もう現場に出る体力のない父に代わり、現場の先頭に立つこととなり、共栄電気の代表になりました。この時期に、とても自分自身が成長できたと感じています。そしてこの時期は、オール電化や太陽光発電の全盛期で、共栄電気にはたくさんの営業マンがおりました。営業マンがたくさんのご契約をいただき仕事はとても忙しく順調でした。工事は一通りできるようになりましたが、ひとつ大きなことに気がつきました。自分が工事に従事するあまり、お客様とのやり取りは営業マンに任せっぱなしになっておりました。せっかくお仕事をご依頼いただいたお客様にご迷惑をお掛けしてしまうという結果を招いてしまいました。